右半身が不自由なKさんは、一人施設で暮らしていました。移動は車いす、オムツ着用、食事も介助を要しました。
自宅に暮らす最愛の奥さんが病気に倒れ、亡くなった時にはお葬式に出たいが、家族では介助は難しく、施設のケアマネさんより、まごころランドに相談がありました。
初めての場所での初めての方への介助であり、介護の技術と細心の注意が必要であり、しかも、お葬式への付添がいつになるのかもわからない状況で、この依頼を受けるにはかなりの勇気がいりました。
まずは施設にお会いしに行き、お食事の様子のみ、見学させて頂きました。その後、待てど暮らせど、連絡がなく、依頼を受けてから1か月程たってから、亡くなった為、2日後にお葬式の付添をしてほしいと連絡がありました。前日に自宅にご遺体が帰って来られた時にお別れをしたいと言われ、急きょ、介護タクシーで、自宅に帰りました。
お葬式の当日、施設より葬儀場へ。次々に来られる親戚の方へのご挨拶、食事介助、オムツ交換等、あっと言う間に時間が過ぎ、棺が焼かれる直前に、もう一度最後に顔を見たいと泣かれてしまい、なんとか全介助で立位を取って頂きました。体がとても大きく、長い時間支えるのはちょっと大変でしたが、最後のお別れが出来、ご家族ともども、とても喜んで頂きました。
2日分の、介助料とタクシー代(施設から自宅への往復、施設から葬儀場、斎場への移動)で、合計19560円でした。
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