チャリティーキャラバンの人形劇、子どもたちに生の舞台を!人形劇がまごころランドに来てくれたよ!

チャリティーキャラバンの人形劇、子どもたちに生の舞台を!人形劇がまごころランドに来てくれたよ!

kannbann障害があって遠くまで出掛けることが困難だったりさまざまな理由で劇場に行きたくても行けない子ども達のもとを訪ね、生の人形劇の公演を全国で開催されている「日産労連NPOセンター『ゆうらいふ21』チャリティーきゃらばん」。

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3月16日(水)、まごころランドに「おはなしキャラバンつばさ」のみなさんとボランティアとして日産労連和歌山(和歌山日産有田支店)の4名の方が来て下さいました。

「おはなしキャラバンつばさ」のみなさんは今まで何度か和歌山(勝浦や南部など)の養護学校や病院、福祉施設にも公演に来られたことがあるそうですが、有田ではまごころランドが初めてとのこと。

今回、子ども達に貴重な体験の機会を与えて頂き本当に感謝いたします。

普段、子ども達が勉強や遊びに使っている「いつもの場所」に、本格的な人形劇の舞台が設セッティングされ、みんな興味津々です。

 

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まず、はじめに「おはなしきゃらばんつばさ」の座長さん、日産労連和歌山のみなさん、まごころランド代表の高垣さんからごあいさつ。

 

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次に、つばさのみなさんが子ども達にタンバリンやマラカス、キラキラ棒を配ってくれました♪「踊ってみたい人いる?」の声に「はーい!!」と手を上げる子ども達。みんなノリノリでしたよ!

 

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さぁ、いよいよ人形劇「ホンザときつね」が始まりますよ!みんなで大きな拍手~!!

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【ホンザときつね】ホンザは、おじいさんとおばあさんと一緒に森の近くに暮らしている。遊ぶのが大好きなホンザのあこがれは、一度でいいから空を飛んでみること。ある日、おじいさんとおばさんが、出かけたあと、きつねのコンばあがやってきた。コンばあは、「わたしのシッポにのってみない?」とホンザに誘いかける・・・チェコの民謡をもとにしたお話。

 

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映画やテレビでは味わえない生の人形劇の世界。子ども達はみんないきいきした目でじっと見入っていました。それぞれ驚いたり、ワクワクしたり色々なことを感じていたのでしょうね。あちこち動き回りながらも音楽に合わせて歌ったりリズムをとっていたあーくん、「一番笑って観てくれてたね!」と座長さんから言われていたこうせいくん、人形を指さしてお話しながら観ていたひでくん、いつもと違う雰囲気を感じていたしゅんすけくん、あたりをきょろきょろしながらも、積極的に前に出て踊り「楽しかった!」と言っていたさきちゃん、最前列で素直にドキドキワクワクしながら観ていたゆうなちゃん、しょうやくん、けいとくん。初めは「観ない」と言って隣の部屋に行ってしまったたかふみくんが遠くからこっそり見ていた姿もとても可愛らしかったですよ。

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「おはなしキャラバンつばさ」の公演はただ静かに人形劇を観ると言うのではなく、子ども達に問いかけ、対話する中で子ども達自身が主人公になっていくというユニークな参加型のもの。ですから一緒にお話を作り上げる楽しさも体験できるんですね。

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人形達との触れ合い、そして劇団のみなさん、ボランティアのみなさんと交流

人形劇に登場した人形達は劇団のみなさんの温かい手で演じられ、まるで生きているかのようでした。そんな人形達に触れることで子ども達の中に「優しさ」や「思いやり」の心が育まれていくのではないかと思います。そして劇団のみなさんやボランティアのみなさんとの交流もかけがえのない経験となりました。

おはなしキャラバンつばさのみなさん、日産労連のみなさん本当にありがとうございました!

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今回の「日産労連NPOセンター『ゆうらいふ21』チャリティーきゃらばん」の人形劇のように舞台鑑賞や音楽・美術などの文化芸術に出会うことは、子ども達の豊かな感性と自由な心を育てるためにとても大切だと思います。特に生の舞台で味わう感覚体験と感動は子ども達の想像力や優しさを膨らませ、感受性を豊かにします。子どもが子どもらしく豊かな時間を過ごすためにこれからもいろいろな出会いと経験をさせてあげたいですね。


 

(取材後記)

まごころランドの子ども達を初めて取材させて頂きました。普段の生活の中で障害を持つ子ども達と触れ合う機会がほとんどなく、わからないことだらけの私で大丈夫なのかと少し不安がありました。けれど、その不安は子ども達に会ったとたん吹き飛んだ気がします。

「障害がある」と意識しないで自分の目の前にいるこの子達を見よう、知っていこう、まずは名前を覚えよう、言葉を交わそう。できるだけ近くにいてどんなことを感じ、思っているのか子ども達の気持ちに寄り添ってみようと思いました。覚えたての名前を呼ぶと少し驚かれましたが、それからたくさんお話してくれる子や笑顔で答えてくれる子、どの子も個性があって可愛い子ばかり。

障害について何も知らない私が子ども達のことをいろいろ語るのもおかしいですが、これから私が実際に子ども達を見て、知っていく中で感じたことをお伝えしていくことで、障害を持つ子どもたちへの理解や思いやりの心が少しでも増えてほしいと願います。

 

 

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