介護はいつ訪れるかはわかりません。介護される人も、介護する人も悔いを残さないように・・・

2月8日、実家から突然の電話 coldsweats02

父の介護をしていた母(晩年父と再婚)が舌癌の再発で手術をすることになったと言うのです。舌の痛みもあり、思うように話が出来ず、認知症の出始めた父との会話が非常に大変になってきていたようです。もうすぐ80歳になる父は、母がいないと何も出来ません。ヘルパーの受け入れも難しく、そうなれば、3人姉妹で協力して介護をするしかありません。久しぶりの再会を約束し、下関へと急ぎました。

 

なんと、私達が下関に着いた直後、父は狭心症の発作が止まらず、救急車で下関済生会病院に運ばれてしまいました。wobbly それだけ母の入院がショックだったのでしょう。

たくさんの点滴や、血圧計、酸素に繋がれ、不安そうに微笑む父の顔・・・主治医の先生より、「手術をするだけの体力はなく、点滴治療でどこまで落ち着くかはわからない、今回は覚悟をするように」と言われ、ただ助かる事を祈るしかありませんでした。

入院した翌日、点滴を抜こうとする動作が見られ、看護婦さんは注意をしていたのですが、結局その日の夜、点滴を抜いてしまい、その上暴れだし、呼吸困難になり、鎮静剤を入れられ、部屋も観察室に移されてしまいました。

おむつをされ、眠り続ける父の姿がとても小さく見え、涙が止まりませんた。weep

今は鎮静剤が減らされ、食事も自力で食べる事が出来るようになりましたが、まるで子供に戻ったようです。wobbly

幼い頃の父は、怖かったけれど、仕事にプライドを持ち、私達娘には、とても素敵に移りました。

その父ももうすぐ80歳、育ててもらった私達は、今度は恩返しをする時がきたのだと思っています。

今の父は、鎮静剤を入れながら、点滴治療を受けています。まだまだ、予断が許せない状況で、いつどうなるかわかりません。でもなんとか、もう一度、家にもどしてあげたいと祈っています。

介護が必要になっても、障害があっても、住み慣れた街で、住み慣れた家に住み続けたい・・・それは当たり前の願いです。でも、私達のように、家族が遠方にいたり、高齢であったり等・・・いろいろな理由で、在宅生活を断念せざるを得ない方はたくさんいらっしゃいます。もちろん、施設のような、いつもスタッフがいてくれる場所を、希望される方もたくさんいらっしゃいます。

もし、少しでも長く家にいたいと言う願いがあるなら、私達まごころランドは、精一杯お手伝いしたいと思います。

 

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