今日はとっても、とっても嬉しい事がありました。
グループホームにやむなく入所したえいこさんが、自宅に戻る事になったのです。その為の担当者会議が、ご本人を交えて行われました。
えいこさんんと初めてお会いしたのは、去年のの6月。週3回、介護タクシーで、リハビリへの送迎をしてほしいと、担当のケアマネージャーより依頼がありました。 初めはとても元気だったえいこさん、徐々に体調が悪くなり、寝ている事が多くなり、ついには、トイレに行くのも大変になってしまいました。 寝たきりにはしたくないと言うご家族の希望を受け、トイレまでのわずかの距離を延々30分以上かけて抱きかかえるようにして、歩くという毎日になりました。ケアマネージャーと一日に何度も連絡を取り合いながら、介護の事業所として、精一杯の事をしたいと、スタッフみんなでえいこさんと頑張る毎日でした。それでも、最後は、ご本人も、ご家族も涙ながらにグループホームへの入所を決心され、11月ついに入所となりました。入所後、ほとんど寝たきりとなったえいこさんは、食事中に誤嚥され、生死の境をさまよう状態にまでなりました。でも、その状態から目を覚ました時、えいこさんは、「私はここで何をしているの?早く家に帰らなければ」と思ったとの事。 そこから頑張って、頑張って、こんなに元気になりました。
12月1日に退所し、有田市の自宅に戻られます。
すっかり元気になったえいこさんとは、また、介護タクシーでのリハビリの送迎をお手伝いする事になります。障害があっても、介護が必要になっても、住み慣れた有田の地域で暮らし続けたい・・・それは誰もの願いです。でも、私達介護事業所がどんなに頑張っても限界があり、ご家族とご本人の負担は大きく、泣く泣く、辛い決断をせざるを得ない事も多々あります。
えいこさんのように、施設に入って再び在宅に戻れる方はほんのわずかです。でも、そのほんのわずかな中のお一人の生活をお手伝い出来る事に、心から感謝します。
目標を持つと言う事、それは、いくつになっても大切な事です。
えいこさん、またこれからも、まごころランドの介護タクシーに乗って、一緒にリハビリに行きましょうね。
えいこさんの今後は、またお伝えします。