れん君は、9月より、週の数日、保育所が終わった後ヘルパーと一緒に過ごしています。お父さんが帰ってくるまでの時間を移動支援を利用し、ヘルパーと一緒にお散歩に行ったり、おやつを買いにいったりしています。元気がよすぎるれん君を、病気がちのお母さんが一人でみるのはかなり大変で、まごころランドに依頼をして来られました。介護の事業所として、おひさま教室でも、放課後を子供達と一緒に過ごしています。
まだ小さな子供達は、障害があるとか、介護が必要とか、そんな言葉では表現する事は出来ません。無限の未来を持つ子供達に関われる事は、本当に幸せだと思います。
今ではヘルパーともすっかり仲よくなり、帰り際には「明日も来る?」と聞いてくれます。
そんなれん君のお父さんが、お母さんの体調が悪いと突然、電話をして来られました。
とっても疲れた声で、途方にくれているように思えて、私達に出来る事をとにかくしなければと思いました。すぐに長尾相談員に連絡し、福祉の担当ケースワーカーにも連絡してもらいました。
今日は土曜日ですが、お父さんと一緒につくしに行き、長尾相談員とともにゆっくりとこの間の状況をお父さんの言葉で一緒に聞く事にしました。昨日はかなり慌てた様子だったお父さんも、今日は落ち着いていて、笑顔も見せながら、順を追って、この間の出来事を話してくれました。
お母さんの体調が悪く大変なのに、来週1週間はお父さんの仕事も忙しく、帰りが夜の10時頃となってしまい、お母さんとれん君とれん君のお姉ちゃんと、3人でお母さんの実家のおばあちゃんにお世話になる事にしているのですが、おばあちゃんもお仕事が忙しく、おばあちゃんの体が心配と言う事でした。そこで、来週1週間をどう乗り越えるか、そして、これから先も、同じような事が起きると思われる為、今後をどうしていくのかを話し合いました。
結果は、来週は今まで通りの移動支援の延長で、れん君をまごころランドが夕方まで一緒に過ごす事となり、今後については、体調の悪いお母さんの育児支援の手続きをする事になりました。
今後の見通しが出来た事で、お父さんの表情が明るくなり、笑顔で帰っていかれました。
支援は一人では出来ません。まして、ご家族の不安や、現状の大変さをたった一つの、介護の事業所だけで、受け止めるには重すぎます。チームで受け止める事のすごさを実感させて頂きました。
今日のこの日までにも、何度もお父さんお母さんの思いを受け止め、有田のれん君に関わるいろいろな方達と一緒にケース会議も開きました。時には、私達支援者自信が、闇の中に入ってしまう事もありました。それでも、みんなで集まり、みんなで話し合う事が大切なんだと、先日の研修でも繰り返し言われていました。
れん君一家の今後については、また、お伝えします。。
この話合いの後、長尾相談員とともに、広川町に住む一人暮らしの方の所へと走りました。今日は介護タクシーではなく、自家用車です。
このお話もまたお伝えします。